慶応年間1865年頃に現在地で鈴木まさが蒲鉾製造業を始めて以来、代々家業として蒲鉾作りを受け継いでおります。
なんば焼の始まりは江戸時代、領主がお土産とするにあたり、生魚では腐ってしまうので魚の身をくずし、焼きしめた物を用いました。これがなんば焼となりました。
明治時代の当主は内国勧業博覧会に出品するなど、意欲的に田辺の「南蛮焼」を世に出そうとしていたようです。
昭和に入りましてから数年後に天皇陛下白浜行幸の砌 南方熊楠、毛利清雅両先生の肝いりで天覧の光栄に浴しました。
鉄道が開通して以来は駅弁の立ち売りさんが販売し、また駅売店や観光地白浜のみやげ物店に販路を広げて紀州土産としての「南蛮焼」の名を定着させてきました。
三等賞牌 受領 | 第5回 内国勧業博覧会 | (明治36年7月1日) |
農林大臣賞 受領 | 第6回 全国蒲鉾品評会 | (昭和28年11月19日) |
農林大臣賞 受領 | 第8回 全国蒲鉾品評会 | (昭和30年11月21日) |
名誉無鑑査賞 受領 | 第15回 全国蒲鉾品評会 | (昭和37年11月16日) |
名誉大賞 受領 | 第27回 全国蒲鉾品評会 | (昭和49年10月27日) |
農林水産大臣賞 受領 | 第37回 全国蒲鉾品評会 | (昭和59年10月14日) |
栄誉大賞 受領 | 第45回 全国蒲鉾品評会 | (平成4年11月29日) |
農林水産大臣賞 受領 | 第46回 全国蒲鉾品評会 | (平成5年10月25日) |
農林水産大臣賞 受領 | 第60回 全国蒲鉾品評会 | (平成19年9月29日) |
天皇杯 受領 (水産部門) | 第47回 農林水産祭 | (平成20年11月23日) |