蒲鉾には「エソ」や「グチ」という魚の白身を使用しますが、魚皮もムダにしません。魚皮の裏側の身は、魚の旨味が凝縮されているところ。南蠻焼と並ぶ紀州田辺の名産「牛蒡(ごぼう)巻」は、その魚皮も使った珍味です。
やわらかく茹でたごぼうをなんば焼にも使うエソ・グチのすり身で合わせ、エソ・グチの魚皮で巻き、表面を焼くことで臭みを抑え香ばしさを出し、秘伝のタレにつけ込んだ逸品です。
また、うどんにのせても美味です。
牛蒡巻 1本 980円(税別) 1,058円(税込)
一本一本丁寧に、職人の手によって形づくられる牛蒡巻。時間と手間をかけ、じっくりと焼き上げます。
蒲鉾の原料になるエソ・グチの魚皮を巻きやすいようにきれいに整えます。
茹でたゴボウをすり身で合わせ、手作業でごぼう巻の形をつくります。
魚皮を裏返して、一本一本丁寧に巻き付けていきます。これも職人の手作業です。裏返しにしているのは、タレが良くしみ込むためです。
きれいに整えられ、焼き工程にまわされます。
焼き色がきれいに、まんべんなく付くよう、焼いていきます。手作業でまわしながらじっくりと焼くので、焼きだけで2時間ほどかかります。
秘伝のタレにじっくり漬け込み完成。